
.NET開発の行方を探るイベントを開催しました
メシウスが主催する技術イベント「ECHO 2023」が2023年11月29日(水)に終了しました。
今回のテーマは「.NET開発の行方 ~ 技術選択のポイントと最新の技術トレンド」で、2023年11月にマイクロソフト社からリリースされた「.NET 8」の最新情報に焦点を当てながら、 .NETの技術トレンドやメシウス製品の .NET 8対応状況など、 .NETに関する幅広い内容をお届けしました。
このイベントについて、CodeZineでレポートが公開されました。当日ご参加できなかった方はもちろん、当日のセッションを振り返りたい方もぜひご覧ください。
参加された皆さまの開発状況を調査
本イベントにご参加いただいた皆さまに、現在ご利用されている開発プラットフォームに関するアンケートを実施しました。現場で開発を行っているエンジニアの生の声を、一部抜粋してご紹介いたします。
現在開発中の案件で利用している開発プラットフォームは?(有効回答数:198)

利用している開発プラットフォームの良い点/悪い点は?
Windows Forms(.NET Framework)
- 良かった点:現行の開発環境、及び開発知識のまま開発ができる
悪かった点:サポートが切れる度にバージョンアップしないといけない - 既存のノウハウを活用できたが、昨今のモダンなアプリケーションと見比べると見劣りしたり、パフォーマンスに問題がある部分もある。
Windows Forms(.NET 6 / 7)
- いろんな技法がありコーディングが楽しい。反面、常に進歩しているので、追いついていくことには疲れます。
- 既存のスキルをそのまま使える
WPF(.NET Framework)
- UIが柔軟。XAMLが扱いやすい。
- Windows Formsよりデザイン性に優れている
WPF(.NET 6 / 7)
- .NET Core系なので最新の言語や技術が使えるのがよかった。
- サードパーティの製品でマテリアルデザイン化された部品の利用によって、既存のWindows Formsに比べてデザイン性が上がった。一方、DataGridなどで表現している明細の数が多くなると表示速度や入力速度など顕著に悪くなるので、その面においてはWindows Formsの方が勝るのかなと感じる。
ASP.NET Web Forms
- 良かった点:歴史が長いので情報が多い
悪かった点:最新の .NETでサポートされない、特にC#の最新Verが使えないところ
ASP.NET MVC
- ソースのプロジェクト構成が整理しやすかった
- 基本的にサーバーとクライアントを分けて開発できて、簡単なサーバーコードはクライアントコードに埋め込めるのが良かったです。
ASP.NET Core(.NET 6 / 7)
- Visual Studioでの開発はデプロイが簡単にできること
- 初めてWebの開発に携わったが、C#で開発できるのがPHPやJavaScriptに比べて格段に開発しやすいと思う。テストも容易で、Dockerの対応もしやすかった。
Blazor(.NET 6 / 7)
- WPFのノウハウをそのまま流用できたから
MAUI
- 良かった点:MAUIは将来性がありそう(徐々に分かってきました)
悪かった点:まだまだ情報が少なく、開発コストがかかる。
メシウスでは開発者の皆さまの参考になるようなイベントを今後も企画してまいります。また次回のイベントをお楽しみにお待ちください。
メシウス製品の .NET 8対応状況
弊社 .NET製品の中で、「ComponentOne(コンポーネントワン)」がいち早く .NET 8に対応しました。
その他の製品についても、 .NET 8対応を順次拡大して参ります。メシウス製品の .NET 8対応状況については以下のページをご確認ください。