更新しないとどうなる?-JavaScriptライブラリ/DioDocsのサブスクリプションサービス編

グレープシティの開発支援ツールには、年額制のサブスクリプションサービスとして提供している製品がいくつかあります。今回はサブスクリプションサービスについて、「リニューアル(更新)しないとどうなるの?」という部分について掘り下げます。

本記事の対象製品

  • ActiveReportsJS
  • InputManJS
  • SpreadJS(V10J~)
  • DioDocs

このほかのサブスクリプションサービス製品「ComponentOne/Wijmo」については、また別の機会にご紹介しますのでお待ちください。

なお、.NET UI製品の保守サービスについては以下からご覧いただけます。

サブスクリプションサービスでできること

対象製品の開発ライセンスをご購入いただくと、製品の新バージョンの使用権の入手のほか、以下のサービスを受けることができます。

  • 回数無制限のE-mail技術サポート
  • フリーアップグレード/ダウングレード

また、配布ライセンスのサブスクリプションでは以下のサービスが受けられます。

  • 配布済みアプリケーションのドメイン変更 (※)
  • 配布済みアプリケーションのアップデート

※ ドメイン変更は配布ライセンス契約期間中に年1回まで

サブスクリプションサービスは年額制のサブスク

サブスクリプションサービスの契約期間は製品のご購入から1年間無償で付属します。2年目以降もサービスを継続するには、有償のサブスクリプションリニューアル(更新)が必要となります。

リニューアル(更新)をしないとどうなる?

  • 質問があるのに技術サポートが使えない(開発ライセンス)
    システムは一度開発したら終わりではなく、何年にも渡って定期的なバージョンアップやメンテナンスが必要になるかと思いますが、サブスクリプションサービスの契約満了後は質問があってもE-mailサポートを受けることができません。
  • 必要なバージョンを入手するのに費用がかかる(開発ライセンス)
    製品のフリーアップグレード/ダウングレードはサブスクリプションサービス契約期間のみ利用可能です。契約満了後に最新バージョンへのアップグレード、または旧バージョンへのダウングレードが必要になった場合は、新たに製品を買い直す必要があります。
  • 契約期間満了後の再契約ができない(開発/配布ライセンス)
    サブスクリプションサービスは契約期間満了後の再契約や更新ができません。契約期間満了後に技術サポートやフリーアップグレード/ダウングレードを利用したい場合や、配布済みのアプリケーションに対するドメイン変更やモジュール変更が必要となった場合は、イニシャル価格にて買い直しの必要があります。
  • 配布ライセンスのドメイン変更権が失効する(配布ライセンス)
    対象製品を利用して開発したアプリケーションを配布する場合、配布ライセンスが必要です。この配布ライセンスも年額制のサブスクリプションで提供しています。
    配布ライセンスの契約期間中は年1回までを限度として、配布済みアプリケーションの配布先ドメイン変更が許諾されますが、リニューアルを行わない場合はこの権利も失効します。

サブスクリプションリニューアルはお得?!

  • ActiveReportsJS、InputManJS、SpreadJSの3製品の開発ライセンスのリニューアル価格(更新費用)は、イニシャル価格(初期費用)と同額です
  • DioDocsの開発ライセンスのリニューアル価格は、イニシャル価格の50%引きです
  • 配布ライセンスのリニューアル価格は、すべての製品がイニシャル価格の75%引きです

サブスクリプションリニューアルの購入方法は?

契約期間内に次の1年の更新ができます。契約期間内であればいつでもお手続きが可能です。

サブスクリプション契約のリニューアルは、販売パートナー企業にお問合せください。販売パートナー企業は以下よりご確認いただけます。

上記ページに記載のパートナー企業とお取引がないという方は、ご自身の企業とお取引のある販売店から購入できるケースもありますので、お問合せしてみてください。

リニューアル後の手続きは?

お客さまご自身による手続きはありません。「サブスクリプションリニューアル」をご購入いただくと、契約期間が延長されたうえで納品のメール(更新完了のご案内メール)が届きます。

リニューアルを忘れないようにするには?

マイアカウントを作成し、ご自身のアカウントに製品のライセンスを登録しておくことで、「通知サービス」を受けることができます。「サポート契約の期限」および「サービス契約の期限」2か月前と1か月前の合計2回、メールをお届けしますので、契約更新のタイミングを逃さないためにもご登録いただくと便利です。

サブスクリプションリニューアルに関するよくあるお問合せ

Q1.  サブスクリプションを更新(リニューアル)しないと製品は使えなくなりますか?
いいえ、製品は引き続きご利用いただけます。
配布ライセンスについても、サブスクリプション契約満了後も入手済みのライセンスキーを使用してアプリケーションの配布は永続的に許諾されます。

Q2.  更新(リニューアル)しないと開発環境や配布アプリケーションに期限切れのメッセージが出ますか?
いいえ、そのようなメッセージは出ません。サブスクリプションサービス契約期間中と変わらない見た目でご利用いただけます。

Q3.  え、では更新(リニューアル)しなくても良くないですか?
ケースバイケースです。開発したシステムの改修やバージョンアップ、また、E-mailサポートやフリーアップグレードの利用予定が無い場合は、契約を更新しなくてもサブスクリプションサービス契約期間内にご使用いただいていた製品を使い続けることができます。
一方で、リニューアルをおすすめするケースは、開発・納品後もシステムの保守・メンテナンスの必要性が少しでもある場合です。契約満了を迎えたお客様から、「ナレッジベースで足りると思ったら、どうしてもサポートへの依頼が必要になってしまった」「フリーアップグレード/ダウングレードのためにサブスクリプションサービスを再開したい」といったご相談をいただくことがありますが、契約満了後はサブスクリプションサービスの再開はできません。ぜひ定期的な更新をご検討ください。

Q4.  配布ライセンスは更新(リニューアル)しなくても良いですか?
配布ライセンスこそリニューアルをおすすめします!契約満了後、配布済みのアプリケーションに対するドメイン変更やモジュール変更が必要となった場合、再度配布ライセンスのご契約(新規購入)が必要です。新規購入の場合イニシャル価格の適用となり、75%オフのリニューアル価格では再契約ができません。配布ライセンスについてもぜひ定期的な更新をご検討ください。

おわりに

JavaScriptライブラリ/DioDocsのサブスクリプションサービスについてご理解いただけたでしょうか?

長期的な運用を見据えたシステムの場合、サブスクリプションサービスはとてもお得なサービスです。ぜひ更新し、サポートサービスを安心してご利用ください。

まとめて数年分の契約をしておきたいなどのご相談は、カスタマーサービスにて受け付けています。そのほか、サービスについてご不明点がある場合もお気軽にお問合せください。

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