.NET帳票コンポーネント「ActiveReports for .NET(アクティブレポート)」が2年ぶりのメジャーバージョンアップを行い、新バージョン「16.0J」を2022年4月20日(水)にリリースする予定です。
これに先立ち、今回の記事では追加予定の機能のほんの一部を一足早くご紹介いたします。
(注)本記事は、ActiveReports for .NET 16.0Jにおける以下の機能追加をお約束するものではありません。
現時点(2022年3月22日)の製品開発状況をもとに情報を作成しており、
実際に新バージョンへ実装される機能の一覧とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
目次
最新環境への対応
16.0Jでは、最新の「.NET 6」や「Visual Studio 2022」への対応はもちろん、.NET環境への対応がさらに強化されます。
セクションレポートがASP.NET Coreに対応
セクションレポートをASP.NET Coreアプリケーションで利用できるようになります。これにより、ActiveReportsが提供する3つのレポート形式すべてにおいて、JSビューワやPDFエクスポートを使用して帳票が出力可能となります。アプリケーションの運用環境として、WindowsだけでなくLinuxやMac環境もサポートします。
.NET Core/.NETのデスクトップアプリに対応
.NET Core/.NETのデスクトップアプリでの利用に対応します。セクションレポート、ページレポート、RDLレポートのすべてレポート形式をサポートします。
※ C#やVB.NETで作成したコード形式のセクションレポートは、.NET Core/.NETのデザイナでのデザインが出来ません。
.NET Frameworkをターゲットとするデザイナを使用するなどの回避方法をご検討ください。
参考:.NET Core版Windows FormsでInputManを使う
もちろん帳票作成・表示に関する新機能も多数追加される予定です。
ページレポート・RDLレポートの新機能
レーダーチャート
Chartコントロールで使用できるチャート形式(プロットテンプレート)に「レーダーチャート」が追加されます。エリア、バブル、散布図、折れ線の4種類のレーダーチャートを作成することができます。
縦中横
TextBoxコントロールで縦書きで表示する際に、テキスト内の半角英数字を水平方向に描画する「縦中横(たてちゅうよこ)」が利用可能になります。
ページの表示・非表示の制御(ページレポートのみ)
ページレポートのページオブジェクトに「Visibility.Hidden」プロパティが追加され、ページの表示/非表示を制御できるようになります。「式」を併用することで条件に応じてページの表示有無を制御できます。
セクションレポートの新機能
PDFフォーム作成用コントロールの追加(Professional専用)
PDFフォームを作成するためのレポートコントロール「InputFieldText」および「InputFieldCheckBox」を追加します。PDFエクスポートすると入力フォームとして出力されます。
セクションレポートがJSONデータソースに対応
セクションレポートの帳票データソースとしてキーと値のペアで構成されたJSON形式のデータを直接設定できるようになりました。Web APIなど外部のWebアプリケーションとの連携を容易にします。
全レポート形式共通の新機能
Blazorビューワ(Professional専用)
ASP.NET Core Blazorに統合して使用できる「Blazorビューワ」を新たに提供します。Blazor Server、およびBlazor WebAssemblyのRazorコンポーネント上に組み込んで、レポートのプレビュー、印刷、各種エクスポートといった機能をご利用できます。
※ Blazor ServerとBlazor WebAssembly、いずれの場合も表示するレポートはサーバーサイドで生成する必要があります。
GS1データマトリックス
Barcodeコントロールで使用できるシンボルとして、医療用医薬品や医療機器に使用される「 GS1データマトリックス 」が追加されます。
おわりに
以上の内容がActiveReports for .NET 16.0Jで実装される予定です!
2年ぶりの今回のメジャーバージョンアップでは、この他にもお客様からご要望いただいたものを含め、多数の新機能が追加される予定なので、詳細については後日あらためてご紹介いたします。
ActiveReports for .NETの製品情報は以下をご覧ください。