「DioDocs for Excel(ディオドック)」では、Microsoft Excelで作成した帳票テンプレートを読み込み、ワークブックの個々のセルにデータを連結することでExcel帳票を簡単に作成できます。
また、DioDocs for Excelの「テンプレート構文」を使用すると、データの連結処理を自動化することができ、Excel帳票の作成をより効率的に実現することができます。
このテンプレート構文では、データの量に応じて明細行数が可変する「可変帳票」のほかに、V5J SP2からは明細行数が固定された複数ワークシートにまたがる「固定帳票」にも対応しています。
2024年3月6日(水)にリリースされた「DioDocs V7J」では、Excel帳票作成機能の強化が実施されており、本記事ではその機能を紹介します。
固定帳票を作成する際に図形・画像の出力ができるようになりました
従来のバージョンでは、テンプレート構文を使用して「固定帳票」を作成する際に、帳票テンプレートに含まれている図形や画像の出力に対応していませんでした。以下の画像は、左が帳票テンプレートで右が生成したExcel帳票です。生成したExcel帳票では画像が出力されていません。
DioDocs V7Jではこちらの動作の改善が行われており、帳票テンプレートに含まれている図形や画像をExcel帳票へ出力できるようになっています。
領収書や請求書などの帳票で社印(角印)の画像が必要な場合に、あらかじめ帳票テンプレートに画像を追加しておくことで、出力するExcel帳票のそれぞれのワークシートに反映させることができます。
画像のアスペクト比を維持して出力できるようになりました
従来のバージョンでは、テンプレート構文を使用してセルで画像データと連結してセルに画像を表示する際に、あらかじめテンプレート構文のimage.height
、image.width
プロパティで画像サイズを設定しておく必要がありました(上記プロパティを設定しない場合はセルのサイズに画像が伸張されて表示されます)
DioDocs V7Jではこちらの動作の改善が行われており、テンプレート構文のimage.keepaspect
プロパティで画像のアスペクト比を維持した状態で自動で追加先のセルに合わせて画像を出力できるようになっています。
今回紹介した機能については以下のサンプルやデモで動作を確認いただけます。
また、今回紹介した機能以外のその他の新機能については、V7Jの新機能ページで紹介していますので是非ご覧ください。
さいごに
弊社Webサイトでは、製品の機能を気軽に試せるデモアプリケーションやトライアル版も公開していますので、こちらもご確認いただければと思います。
また、ご導入前の製品に関するご相談やご導入後の各種サービスに関するご質問など、お気軽にお問合せください。