.NET帳票コンポーネント「ActiveReports for .NET(アクティブレポート)」の最新バージョン「18.0J」を、2024年4月10日(水)にリリースします。
「18.0J」では、アプリケーションプラットフォーム「.NET」の最新版「.NET 8」に対応しました。「.NET 8」は3年間のサポートが行われる、LTS(Long-Term Support)としてリリースされた、高い安定性を持つバージョンで、パフォーマンス面においても大きく向上が図られております。「ActiveReports」の帳票アプリケーションにおいても、次の表のように、従来の「.NET 6」、「NET Framework 4.8.1」に比べ飛躍的にパフォーマンスが改善しています。
ActiveReports バージョン | .NET Framework 4.7.2 | .NET Framework 4.8.1 | .NET 6.0 | .NET 7.0 | .NET 8.0 |
---|---|---|---|---|---|
16.0J | 9.06 秒 | 8.85 秒 | 7.90 秒 | ー | ー |
18.0J | 8.53 秒 | 8.51 秒 | 7.23 秒 | 6.59 秒 | 5.24 秒 |
※ 測定ツール「BenchmarkDotNet」を利用し、PDF出力処理(請求書レイアウト1000ページ出力)にてパフォーマンスを比較。
※ 計測PCスペック(OS:Windows11(23H2)、CPU:11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1195G7 @ 2.90GHz、メモリ:16GB)
このほか「18.0J」では、Web上での帳票作成や編集が行える「Webデザイナ」の機能を大幅に拡充しました。ここ数年、DX化が進展する中で、ユーザーがノーコード・ローコードツールを利用して業務システムを構築するニーズが高まっています。このようなニーズに応えるため、ActiveReportsでは、より多くのユーザーが帳票開発を行えるように、Webデザイナ上でのローコード開発を可能にする「レポートパーツ」機能を提供します。
「レポートパーツ」は、帳票作成に頻繁に利用される「会社ロゴ」、「見出し」、「請求先」、「請求明細テーブル」、「定型文」などの構成要素をグループ化して1つの部品として再利用できる機能です。これにより、帳票作成をパワーポイントなどの資料作成と同様の手法で行えるようになり、エンドユーザー自身がより簡単に帳票開発を行うことが可能になります。
さらに「18.0J」では、クラウド環境のサポートを拡充し、新たに大手クラウドベンダー4社のクラウド環境のサポートを追加します。
大手4社のクラウド環境の利用動向は、日本政府のガバメントクラウドをはじめとして年々広がりを見せており、特にサーバーレスでアプリケーションの開発が行える「FaaS(Function as a Service)」や「PaaS(Platform as a Service)」環境は、導入の敷居が低いことや、運用の手軽さから、ニーズが拡大しています。ActiveReportsでも、こうしたニーズに対応し、以下の表に示す大手クラウドベンダー4社のクラウドサポートを拡充します。
Azure | AWS | Google Cloud | Oracle Cloud Infrastructure | |
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IaaS | Virtual Machines | EC2 | Compute Engine | Compute – VM |
PaaS | App Service | Elastic Beanstalk New | App Engine New | – |
FaaS New | Functions New | Lambda New | Cloud Functions New | Cloud Functions New |
※ FaaS利用時の配布ライセンスについては営業部へお問い合わせください。
「ActiveReports for .NET 18.0J」では、この他にも多くの新機能を追加いたしました。すべての新機能の詳細はWebサイトで確認することができますので、ぜひご覧ください。
また、本件に関するニュースリリースは以下をご覧ください。