JavaScript開発ライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」の最新バージョン「2024J v2.1」を2025年2月19日(水)にリリースしました。「2024J v2.1」では以下のようなアップデートを実施しています。

セルのスタイルを範囲指定で変更できる新しいstyleモジュール
(FlexGrid、MultiRow、TransposedGrid、TransposedMultiRow)
新しく追加された「wijmo.grid.style」モジュール、および「FlexGridStyle」クラスを使用して、セル範囲を指定してセルのスタイルを変更できるようになりました。セルのスタイルを範囲指定で変更したい場合、従来はformatItemイベントやitemFormatterプロパティを利用する必要がありましたが、新しいAPIを使用することでより直感的かつ簡潔にスタイルを変更できるようになりました。

プレースホルダーに任意の文字列を設定(FlexGrid)
新しく追加されたplaceholderプロパティを使用してプレースホルダーに任意の文字列を設定できるようになりました。プレースホルダーを有効にした場合、従来は列名をプレースホルダーとして表示する仕様でしたが、本プロパティを使用することで、よりユーザーが理解やすい文字列を設定できるので、UXの向上に寄与します。

現在の選択範囲をフィルターに追加する(FlexGridFilter)
Excelのフィルタ機能同様に、「現在の選択範囲をフィルターに追加する」のメニューが利用可能になりました。本メニューを利用することで、すでにフィルタされた状態の表に対して新たにフィルタする項目を追加することができます。新しく追加されたshowIncludeSelectionプロパティをtrueに設定することで本メニューが有効となり、グリッド全体もしくは列単位での設定が可能です。

「React 19」に対応
JavaScriptフレームワーク「React」の最新バージョン「19」に対応しました。
※ refsのクリーンアップ関数機能はサポートしていません。
その他の新機能
その他、「2024J v2.1」では 主に以下のような機能の改善と追加を行っています。
- フッター行に集計値の表示(MultiRow)
- 対数軸で副グリッド線と目盛りマークの表示(FlexChart)
- ドロップダウンカレンダーを再度開いた時の動作の改善(InputDate)
さいごに
「2024J v2.1」の新機能についてはWebサイトでも詳しく紹介していますので、ぜひご確認ください。
製品の機能を手軽に体験できるデモアプリケーションやトライアル版も公開しておりますので、こちらもご確認ください。
また、ご導入前の製品に関するご相談、ご導入後の各種サービスに関するご質問など、お気軽にお問合せください。