
メシウスが主催するエンジニア向け技術イベント「ECHO 2024」を2024年12月4日にオンラインで開催しました。今年で9回目の開催となるこのイベントでは、「なぜ .NETが今も選ばれるのか?~最適な技術選択を考える~」をテーマに、最新の .NET技術情報や業務システム開発の課題解決に役立つセッションを展開いたしました。
セッション内容
- .NET 9 最新アップデート 〜 AI とクラウドの時代に .NET を使うために知っておくべきこと
日本マイクロソフト株式会社/井上 章 様 - 日本最大の更新専門会社の最新 .NETへの移行 ~ 800以上の移行経験でまとめた移行の極意
株式会社ソフトロード/大橋 順二 様 - メシウス .NET製品 移行情報 ~ コンポーネントから考える技術選定と移行解説
メシウス株式会社/氏家 晋
ECHO 2024について、CodeZineで開催レポートを公開しました。当日ご参加できなかった方はもちろん、当日のセッションを振り返りたい方もぜひご覧ください。
参加された皆さまの声(アンケートより抜粋)
- .NETの情報を定期的にキャッチアップする機会として重宝しています。特に海外イベントは時間や言葉の壁もありますので、日本市場向けにコンパクトに重要かつ最新情報に絞って教えて頂ける点がとてもうれしいです
- 現在使用しているフレームワークの移行先に迷っていたが、かなりクリアになった
- 生成AI周りの機能追加や .NET Upgrade Assistantなど、今欲しい情報が聞けてよかった
- 普段Web(Java/TypeScript)とWinFormsでの開発を中心に行っているため、 .NET MAUIなど触れる機会のないテクノロジーに触れ、知見を広げるきっかけになるので助かりました
- WindowsForm、WPF、MAUI、WinUI3について、今後はどれを採用するべきか?というのはまさに悩んでいたところだったので、聞きたいポイントが聞けて良かった
開発現場における生成AIの活用状況を調査
本イベントにご参加いただいた皆さまに、システム開発における生成AIの活用状況についてアンケートを実施しました。現場で活躍するエンジニアの皆さまから寄せられたリアルな声を、一部ご紹介します。
システム開発において生成AIを活用していますか?活用している場合どの工程で利用しているか教えてください。(複数選択可)(有効回答数:156)

AIを導入してみて良かった点や悪かった点は?
メリット
- テスト項目の洗い出しが楽になった。またコーディング量も減りテスト工数が削減された
- 技術調査の時間が大幅に削減できている
- 特定の技術的な質問に対して、即座に回答が生成できる点は高く評価している。技術選定時に広く浅く利点・欠点を洗い出すことや、プログラミングフェーズでの細かな質問にもある程度の答えが返ってくる。
- 調べ物の調査やGithub Copilotを使用した開発で非常に生産性が上がった
- 開発時間の短縮、ヒントがもらえる
デメリット
- 新人の教育機会が失われていく
- 虚偽回答がざらにあること。質問者に忖度して回答を捻じ曲げてしまうことがあること。
- 生成AIが収集した情報や作成したプログラムの検証をする工程が増えた
- 頼りすぎてしまう
- 細かい箇所でミスであったりそのままでは動かないコードが提示されるケースも多く、動作確認は必須
生成AIは開発現場で幅広く活用されており、特に設計・実装での使用が目立ちました。生成AIはシステム開発の効率化や生産性向上に大きく貢献していますが、その一方で、適切な使い方や課題解決の工夫が求められているようです。
メシウスでは開発者の皆さまの参考になるようなイベントを今後も企画してまいります。次回のイベントでも、さらに充実した内容で皆さまとお会いできることを楽しみにしております。