JavaScript開発ライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」の最新バージョン「2025J v1」を、2025年5月14日(水)にリリースします。

「2025J v1」では、以下のようなアップデートを実施しています。
データが存在しない場合の表示のカスタマイズ(FlexGrid)
FlexGridに表示するデータが存在しない場合に、オーバーレイコンテンツとしてHTMLタグなどを使用した任意のコンテンツを表示できるようになりました。これまではデータが存在しない場合、空のFlexGridを表示することしかできませんでしたが、本機能を使用してよりUXに配慮したインターフェースを構築できます。

新しく追加された「noDataOverlayContent」プロパティを使用してオーバーレイコンテンツを設定できます。style属性やclass属性などを使用し、エンドユーザーが見やすく装飾を加えることも可能です。
オーバーレイコンテンツには画像やボタンといったHTML要素も使用可能なので、エンドユーザーが理解しやすいUXの優れたインターフェースを構築できます。
ソート順序のカスタマイズ(FlexGrid)
FlexGridの列ヘッダークリック時のソートの順序をカスタマイズできるようになりました。FlexGrid全体に対してだけでなくカラム毎の指定もできるので、データ項目にあわせたソート順序の設定が実現可能です。新しく追加されたsortOrderプロパティに以下の列挙体の値を指定することでソートの順序を指定できます。
- AscDesc(デフォルト):昇順、降順の順にソートを実行
- DescAsc:降順、昇順の順にソートを実行
- AscDescNone:昇順、降順、ソート解除の順にソートを実行
- DescAscNone:降順、昇順、ソート解除の順にソートを実行
「Angular 19」と「Next.js 15」に対応
Angularの最新バージョン「19」、およびNext.jsの最新バージョン「15」に対応しました。

その他の新機能
そのほか、「2025J v1」では 主に以下のような機能の改善と追加を行っています。
- フィルターダイアログでのソート実行時のイベント(FlexGrid、FlexSheet、MultiRow)
- ドラッグ操作で行・列の大きさを表示領域を超えてリサイズする
(FlexGrid、FlexSheet、MultiRow、TransposedGrid、TransposedMultiRow) - 「React 19」のrefのクリーンアップ関数での実行に対応
- Wijmoのコントロールを使用した実用サンプルを2種追加
- プロジェクト工数管理
- 動画投稿サイトのアクセス分析
- サーバーサイドグルーピング機能を有効にしている場合のページング機能(RESTCollectionView、ODataCollectionView)
- サウジアラビアカルチャ(ar-SA)のサポートの追加
さいごに
Webサイトでは「2025J v1」の新機能を詳しく紹介していますので、ぜひご確認ください。
また、本件に関するニュースリリースは以下をご覧ください。