
JavaScript開発ライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」の最新バージョン「2025J v1.1」を2025年8月6日(水)にリリースしました。「2025J v1.1」では以下のようなアップデートを実施しています。
アクセシビリティの強化(ComboBox、DropDown、InputDate)
アクセシビリティ向上のため、以下の機能強化を行いました。
上下キーでドロップダウンを展開
キーボードの上下キーを押下してドロップダウンを展開できるようになりました。新しく追加されたkeyActionDownArrowプロパティ、およびkeyActionUpArrowプロパティに、同じく新しく追加されたKeyAction列挙型のOpenDropdownを設定することで、上下キーの押下によりドロップダウンを展開できます。
Tabキー押下時のフォーカス動作の制御
ドロップダウンが表示されている状態でTabキーを押下した時のフォーカス動作を変更できるようになりました。新しく追加されたkeyActionTabプロパティに以下のTabKeyAction列挙型の値を設定することで動作を変更できます。
- CloseAndKeepFocus:ドロップダウンを閉じてフォーカスはそのまま維持する
- CloseAndMoveFocus(デフォルト):ドロップダウンを閉じて次の要素にフォーカスを移動する
※ WCAG要件に準拠するため、2025J v1.1以降はドロップダウンが表示されている場合にTabキーを押下すると、ドロップダウンを閉じて次のフォーカス可能な要素にフォーカスを移動するようになりました。
各種ショートカットの追加(FlexGrid)
FlexGridの列ヘッダーにフォーカスがある場合に、以下のキーボードショートカットが使用できるようになりました。
- Ctrl+Shift+F:フィルターダイアログの表示
- Ctrl+Shift+S:ソート
- Ctrl+Shift+P:ピン留め
※ キーボードショートカットを使用するには対応する各機能をあらかじめ有効にしている必要があります。
その他の新機能
その他、「2025J v1.1」では主に以下のような機能の改善と追加を行っています。
- 検索実行のタイミングの制御(FlexGridSearch)
- [OK]ボタンと[キャンセル]ボタン付きのドロップダウンカレンダー(InputDate)
- アクセシビリティの強化(Calendar)
- 入力中のドロップダウン展開動作の制御(ComboBox)
- KeyAction列挙型の追加(Input)
- ariaLabelledByプロパティの追加(AutoComplete、ComboBox、InputNumber、Popup)
- ariaLabelプロパティの追加(Calendar、ColumnFilter、GroupPanel)
さいごに
「2025J v1.1」の新機能についてはWebサイトでも詳しく紹介していますので、ぜひご確認ください。
製品の機能を手軽に体験できるデモアプリケーションやトライアル版も公開しておりますので、こちらもご確認ください。
また、ご導入前の製品に関するご相談、ご導入後の各種サービスに関するご質問など、お気軽にお問合せください。