「DioDocs(ディオドック)」の最新バージョン「V8J SP1」を、本日2025年7月9日(水)にリリースしました。

DioDocsは、Excelファイルを作成・編集するためのAPIライブラリ「DioDocs for Excel」と、PDFファイルを作成・編集するためのAPIライブラリ「DioDocs for PDF」の2つの製品を提供しています。
今回のV8J SP1においても製品の不具合修正だけでなく、お客様からいただいたご要望をもとに「DioDocs for Excel」と「DioDocs for PDF」の2つの製品に多くの機能を追加しています。
DioDocs for Excel
- セルアドレスをカスタム属性としてHTML出力時に追加
ワークブックをHTMLファイルとしてエクスポートする際に、各セルのアドレスを表データセル要素(td)のカスタム属性として追加できるようになります。 - VLOOKUP関数とUNIQUE関数のパフォーマンス改善
従来のバージョンでは、VLOOKUP関数やUNIQUE関数を大量のデータに適用した場合に、関数処理のパフォーマンスが著しく低下するケースがありましたが、V8J SP1ではこれらの問題に対応すべく内部のアルゴリズムが見直されています。 - SpreadJSとの互換性強化
SpreadJSとDioDocsの間でワークブックを連携する際の互換性強化として、V8J SP1ではSJS形式やSSJSON形式との間でファイルの損失なし(ロスレス)保存が可能となる機能が追加されます。
DioDocs for PDF
- アクション(音声ファイルを再生)の追加
PDFドキュメント上でボタンクリックやマウスオーバーなどのユーザー操作を行った際に、指定した音声ファイルを再生できるようになります。
DioDocs for PDF(PDFビューワ)
- 表データの抽出
PDFドキュメント内にある表領域をビューワ上から視覚的なインターフェースで抽出する範囲を選択・調整し、データを複数のファイル形式(CSV、TSV、JSON、XLSX、XML、HTML)で出力できるようになります。 - WebAssembly(Wasm)の機能強化
V8J SP1からはV7J SP2導入時に制限事項となっていた、墨消し注釈の作成および適用/注釈のコンテンツ変換/画像(PNG形式)へのエクスポート/リニアライズの機能が利用できるようになります。
V8J SP1の新機能の詳細は、こちらの新機能ページで確認いただけます。
V8J SP1の新機能の動作については以下のデモで簡単にお試しいただけます。
DioDocs for Excel デモアプリケーション
DioDocs for PDF デモアプリケーション
DioDocs for PDF(PDFビューワ) デモアプリケーション
V8J SP1の各パッケージはNuGetおよびnpmから取得してご利用いただけます。